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発作性心房細動の発症を機に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症)が見つかり,弁形成手術と心房細動に対するメイズ手術(ラディアル手術)を受け,さらに術後に発症した感染性心内膜炎の治療を受けた記録です。

耐久性の向上した生体弁が来月新発売

2011年8月7日(日)

 8/5付けの日経産業新聞によると,独自の処理技術により従来よりも耐久性が向上した長もちの大動脈弁用の生体弁が,来月9月にもエドワーズライフサイエンス社から発売の見通しとのこと。
  「カーペンターエドワーズ牛心嚢膜生体弁マグナEASE TFX」という名前のウシの生体弁で,保険償還価格は97万円の予定だそう。

 「大動脈弁用」とあるが,これまでの人工弁は,大動脈弁用と僧帽弁用で違いがあったっけ?

 最近,iPSからマウスの精子を作成して,ちゃんと子供を作れたというニュースがあったが,このままいけば,自分の細胞から心臓弁を再生して,「一生もつ(自己)生体弁(当然ワーファリンフリー)」という夢のような人工弁の実現も,ひょっとしたらひょっとするかもしれない?
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そして2年の月日が流れ去り

2011年8月5日(金)

 昨年の2月26日以来,1年半ぶりの経胸壁心エコー検査を,日本海大学病院で受けてきた。いつもの,レントゲン,心電図,血液検査の検査3点セットは今回はなし。前回,5/20の外来のときも,血液検査はやらなかったので,これまでやるのが当たり前のように思ってきた検査3点セットも,毎回のルーティンとしては卒業できたようだ。そう言えば,診察のときに血圧も測らなかった。

 嬉しいことに,今年から日本海大学病院でも電子カルテが導入され,エコー検査と診察が1日で済むようになった。細かい数値の解析は後でやるのだろうが,検査結果が診察室のパソコンに直ちに送られてくるので,その動画を見ながら,仁田先生の診察を受ける。画像をザッと見ての仁田先生の診断は,「全く問題なし」である。再逆流もないし,心臓の収縮も良好だそうだ。もちろん,聴診でも問題なし。

 実は,2週間ほど前に,急に涼しくなったせいなのか体調を崩し,退院後初めて,39℃を超える発熱を2日ばかりしたのだが,夏風邪にしては全くのどの痛みがなく,39℃を超えている割には辛さもほどほどで,感染性新内膜炎で再入院しているときの感じに似ているような気がし,感染性新内膜炎の再発が心配になった。3日目も熱が下がらなかったら検査してもらいに行こうと思っていたのだが,幸い,3日目に急激に下がったので,そのまま放っておいたのだが,2週間たった今でも,何となく疲れやすかったりしているので,微かな心配が残っていた。しかし,再発の兆候も全くないとのことで,その微かな心配も吹き飛んだ。

 体調を崩したこの2週間を除けば,絶好調の状態が続き,ブログの定期的な更新もしなくなったこともあり,普段は自分が心臓手術を受けたことが意識に上ってくることもほとんどなくなっているのだが,気がつけば,もう手術から2年が経過してる。手術による負の影響というものは何一つないように思えるが,ただ一つ,負ではないかも知れないが,残ってしまった影響としては,心拍数がある。心臓手術体験者の方々の話では,心拍数は術後は速めだが,1~2年で元に戻る,というパターンが多いようだったが,2年たった今でも,まだ術前に比べると速い。とは言っても,術前は寝起きの一番落ち着いているときで60bpmだったのが,今では70bpmといった程度で,実害は全くないのだが,なんか悔しい。
 また,これは心臓手術と関係あるのかないのか分からないが,術前は,年に数回,肋間神経痛に悩まされていたが,このブログにも書いた,術後の2009/8/5に起こって以後,一度も起こっていない。もしかすると,術前は肥大した心臓が神経を軽く圧迫していたのか?
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キチンハート

Author:キチンハート
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