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発作性心房細動の発症を機に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症)が見つかり,弁形成手術と心房細動に対するメイズ手術(ラディアル手術)を受け,さらに術後に発症した感染性心内膜炎の治療を受けた記録です。

腎シンチグラフィー

10月26日(月) 再入院63日目 手術後105日目

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 退院は水曜日にすることにしたが,その前に一昨日のCT検査に続いて,もう一つの腎臓検査である腎シンチグラフィー検査を受ける。

 9時頃,水をコップ一杯飲んでから検査に来るように言われる。この検査は,原子番号43,質量数99のテクネシウム(テクネチウムとも。元素記号:Te)という半減期6時間でガンマ線を放出する人工放射性元素を腕の静脈から注入し,そのテクネシウムが腎臓から排泄されるまでの時間的経過を観察するという検査だ。放射性物質を体内に入れるというと,被曝が気になるところであるが,退院後調べたところ,循環器病情報サービスのサイトによれば,RI検査(ラジオアイソトープを体内に入れる検査。腎シンチグラフィーはRI検査の一種)1回あたりの被曝量は0.2~8mSv(ミリシーベルト)だそうだ。腎シンチグラフィーが0.2~8mSvのどこに該当するのか分からないが,胸部レントゲンが0.05mSv(米国まで飛行機に乗ったときの被曝量も同じくらい),X線CT検査が8.3mSvだそうだから,胸部レントゲンよりははるかに多く,CTと同程度かやや少ないくらいと思っていればよいだろう。ちなみに,日本で1年間に自然界からうける放射線量は1mSv程度,世界平均が2.4mSv,世界を見渡せば,この10倍くらいの自然放射線量がある場所もあるようだ。だからといって,その場所で癌患者が多いということもないそうだ。ということは,年間10mSv程度の被曝は問題ないということになりそうだが,10mSvにつき,1万人に1人,癌による死亡が増えるとも言われているようだ。一度に浴びるかどうかの違いだろうか? まあ,微量の被曝が健康に与える影響は今のところ不明なのだろう。

 検査室は,隔離された(?)場所にあり,初めて足を踏み入れる場所にあった。検査自体は,CTやMRIのときと同じように,検査器の上に寝転がり,テクネシウムを腕から注入されたら,そのまま30分程じっとしているだけだ。ただ,検査中,動くなと言われる。しかし,動くなと言われると動きたくなる。30分,このまま身動き一つせずに固まっているのは辛いなあと思ったが,例によって例のごとく,いつの間にやら寝てしまい,起こされたときには終わっていた。

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